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私的・すてき人

運命の出会い――それから二人三脚での挑戦がはじまった

File.012

ステーキレストラン「夢一喜」オーナー

やなぎだ えいご

柳田 栄吾さん [大阪府貝塚市在住]

公式サイト: http://www.rikyu-ham.com/

プロフィール

大阪府貝塚市出身、38歳。
1988年、「夢一喜」オープン。
2001年には、直営の「ハム工房」も設立。
ステーキに加え、海外で数々の賞を獲得した、手作りハム・ソーセージのファンは多い。

“挑戦”というコマが、ボードを一気に塗りかえた。そう、オセロのように・・・

運命の出会い

4年前、食肉業界に激震が走った「BSE騒動」。その逆風を、まともに受けた二人が出会ったことから、ストーリーは始まる。ステーキが人気だったこの店からも、もちろん客足は遠のき、大ピンチ。そこでリスクを承知で“攻め”に出た柳田さん。「ただ待っててもお客は来ない。それなら胸張ってコレや!ていえる、切り札を作ろやないか」と、素材や製法にこだわった工場「ハム工房」を立ち上げた。
一方、一連の騒動で、勤めていた食品会社がなんと、破たん。それでも、どうしてもハムを作り続けたいと願う職人、竹下さんが偶然面接にやって来る。
運命の出会い――さあ、それから二人三脚での挑戦がはじまった。

金賞受賞!

ハム作りの魅力に取りつかれて20年という竹下さん、工房に入ると、まさに“水を得た魚”。ふたりは、「大手ではできない、独自の味つけと製法」にこだわり、塩かげんや、加熱の仕方に創意工夫を重ねる。そしてその秋、いきなり、本場ドイツでのコンテスト「ズーファ」で、ロースハムとウインナーが金賞を受賞。まさにすべてのコマが、飛躍に裏返った瞬間だった。その芳ばしい香りと、トロッとした食感は、ステーキとともに、レストランの目玉に。
さらに今年も、同コンテストで、930人もの参加者を寄せつけず、金賞5つ、銀賞3つを勝ち取るという活躍ぶり。「大阪の小さな工場でも、世界最高レベルのハムやソーセージができるんだと、証明できたんです」
これだけ賞とったら、もういい?と思いきや、「来年も出ますよ!ずっと変わらない味、品質、それを守ってるんやという“証し”なんですわ」。まだまだ彼の“挑戦”は続くよう。

2005/11/01 取材・文/花井奈穂子 撮影/小田原大輔