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私的・すてき人

目指すは民宿の応援団長!

File.027

「ときめきの宿 ふるさとネット」代表

のま おさむ

野間 修さん [大阪府和泉市在住]

公式サイト: http://www.tokimekinoyado.net/

プロフィール

1947年 堺市出身
立命館大学の卒論で「白馬村の民宿と村落構造」を研究
以来、気さくであったかい“民宿”のとりこに
1996年 民宿・ペンションのネットワーク「ときめきの宿 ふるさとネット」設立

なぜ、とことん“民宿”にこだわるのか――
「可も無く不可も無い、綺麗やけどすべてが70点。そんなホテルに泊まってもおもろないでしょう。宿のおっちゃんと話しこんだり、その土地ならではの料理を味わう、それが旅の醍醐味。10人のうち3人が良かったなあって“満点”を出してくれたらそれでいい。そんな個性タップリで濃~い宿が民宿なんです」

卒論から始まった

「きっかけは、大学の卒論」というから40年近くも前。地理学を専攻していた彼が選んだのが「白馬村の民宿と村落構造」だった。そもそも民宿はどこからから生まれ、さらにどうやって発達していったのか。研究するうち、土地に根づいた泥くさい魅力にどんどんハマっていく。

時はまさに、国鉄(現JR)が打ち出したキャンペーン「ディスカバー ジャパン」の花盛り。同時に国鉄提供の旅番組「遠くへ行きたい」がスタート。土地の人とふれあう永六輔の庶民的な魅力とあいまって、こちらも人気番組へと駆け上る。さらに“アンノン族”という言葉を生んだ「アンアン」「ノンノ」もあいついで創刊、萩・津和野などの隠れスポットやペンションにギャルが押し寄せた。
そんな日本中が“旅”に憧れていた時代――そこでも彼、オシャレなだけの旅なんかには揺るがない。こだわりいっぱい、ついに民宿やペンションを扱う旅行社に勤めることに。

ユニークなネットワーク作りへ

だが、やがて景気は低迷。ライフスタイルの変化や、阪神・淡路大震災の影響もあって旅行業界、なかでも小さな民宿は大打撃を受ける。

「このままではアカン!」と再生への道を探りはじめた野間さん。安くて魅力ある宿をもっとPRしたい・・・
「そや、みんなで地域を超えたネットワークを作ったらどうやろ?」
さっそく兵庫・香住の民宿「三浦屋」の主人らとともに、ポータルサイト「ときめきの宿 ふるさとネット」を立ち上げる。旅行会社とも違う、宿の大将らが主役になって情報交換したり、PRしていこうというユニークな組織。会員になれば宿泊割引の特典もついてくる。
(ちなみに、キットプレスのクラブキットカードでも宿泊割引の特典を受けられる。ただし、カード提示のみ)

現在信州から四国まで40宿あまりが登録。漁師に挑戦できたり、コンニャク作りが体験できたり、とにかくユニークな宿がいっぱい。「大切なんは人と人とのつながり。土地ならではのこだわり、風景、あったかさ。来年もあの女将にまた会いたいなとか、そんな宿をどんどん紹介していきたい」、年に1~2冊のゆっくりペースで「まだまやります!」

2007/03/07 取材・文/花井奈穂子 撮影/小田原大輔