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高石市の西に高砂という埋立地があります。臨海線より高砂に入るとそこは、
高い煙突や工場プラント郡が立ち並ぶ臨海工場地帯。
広い直線道路をまっすぐに進み、突き当りのカーブを右方向に曲がっていくと大阪ガスの工場が。
とそこで一つの看板が目に入ります。「大阪ガス ガス科学館」。
工場地帯とはなんとなくミスマッチで意外な組み合わせが興味をそそります。
これこそ正に「い〜とこみっけ!」。キットは早速お邪魔することにしました。
■ガス科学館とは
1982年10月に開館したガス科学館は日本初の総合ガス科学館。近畿での企業PR館としては
老舗にあたります。場所は大阪ドーム22個分という広大な面積を誇る大阪ガス泉北製造所第2工場の
敷地内にあり、当然警備も厳重。入口で守衛さんのチェックを受けて門をくぐり、すぐ左手を見ると
そこにお目当てのガス科学館がありました。派手な色使いこそありませんが、近未来的なデザインは
大阪ガスのテクノロジーの高さを象徴しているかのようです。
■年間来館者は約7万人!
ところで、皆さんはこのガス科学館のことをご存知でしたか? 平日、事前予約によるアテンダント
さん達のフルアテンド制(完全案内制)が主なので、いわゆる普通のテーマパークと比べると、少し
馴染みが薄いかもしれませんね。しかし、実は年間の来館者が約7万人という人気ミュージアムなのです。
その内訳は小学校高学年の校外学習が約4万人を占めるのをはじめ、婦人団体などの一般見学、外国
の企業を含めた会社関係の視察、さらに第2・4土曜日のファミリーでの見学や様々なイベントによる
集客など多岐にわたっています。(入館無料・要予約)
■2つのテーマ館で楽しみながらお勉強
ガス科学館は大きく分けて「サイエンスプラザ」と「エネルギープラザ」という2つの展示館から
出来ており、どちらも数多くの体験型アトラクションを通じて、楽しく遊びながら科学の不思議を
体験することができます。
サイエンスプラザでは、まず最初に200名を収容できるシアターで大スクリーンを見ながら、天然ガス
の誕生から都市ガスの製造までをガス科学館オリジナルのキャラクターたちによりわかりやすく紹介。
シアターを出るとエネルギーマジカル劇場で3D立体画像の原始人たちのコミカルなやりとりで
エネルギーの移り変わりと文明の発達をお勉強。スタジオスペースQで宇宙人たちとクイズをした後、
いよいよ体験型アトラクションの登場です。
「ラボエアー」では「人力ヒートポンプ」「風のハーモニー」などの気体の特性を活かしたアトラク
ションが勢ぞろい。例えば「落ちないシャボン玉」ではドライアイスとシャボン玉を使い、気体の比重
の違いを確かめることができます。
次に「ラボファイヤー」。ここでもラボエアーと同様にアトラクションが盛りだくさん。「バルーン
サーカス」「ガスリナ」「炎のワープ」など、こちらもなかなか家庭では見ることのできない現象を
見ることができるので要チェック。校外学習では小学生たちが目を輝かせて見つめているそうですが、
大人だって十分楽しめる内容がいっぱいです。特にLNG(液化天然ガス)という天然ガスを液体に
したものを使う実験ではビックリ! マイナス160℃のLNGにゴムボールを入れると・・・。
その後は実際に見て確かめてくださいね。
■バスに乗って工場内を見学
屋内のアトラクションを楽しんだ後は、バスで大阪ガス泉北製造所内をひと回り。厳重な警備体制の
工場内だけあって、いたるところに遮断機が。それを車内からリモコン操作でひとつひとつ開けて
いくアテンダントさんがとてもかっこよく見えました。海沿いの直線道路では、運がよければ2・3
日間隔で海外からLNGを運んでくる「ジャマル」や「フローラ」などの超巨大タンカーを見ることが
できるのこと。バスの中からはその他にも工場内を走る2キロメートルにも及ぶ直線道路や、ガスに
匂いをつける装置(ガスは元々は無臭なので、ガス漏れの時などにわかりやすいよう、わざわざ匂い
をつける)や、LNGのタンク(周りの外壁の高さは7メートル。これは万一LNGが漏れだしたと
しても十分閉じ込めることが出来る高さだそうです)など、大人の方が思わず感嘆の声をあげたく
なるような内容ばかりでした。ちなみにこのバス、天然ガスで動く天然ガスバスとのこと。さすが
大阪ガスさんて感じです。
■家族での見学はファミリー見学会で
このように大人も子どもも一緒に楽しめるガス科学館。さあ、皆さんも見学を申込ましょう。ただ平日
はある程度の参加人数が揃わないとだめなので、家族単位でガス科学館を見学したい場合は、毎月
第2・土曜日の「ファミリー見学会」がおすすめ。その他にもお祭りイベントやチャレンジイベントも
たくさんあって、子ども連れのファミリーでにぎわっているそうです。
(詳しいイベント情報・開催日などは、ガス科学館のホームページをご覧ください)
※キットプレス2002年夏号掲載。掲載のデータなど当時のものです。
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<エネルギーマジカル劇場>
エネルギーの変遷と文明発達の
かかわりについて学べます

<シアター>
天然ガスの誕生、採掘から
都市ガス
の製造、利用までを理解できます

<落ちないシャボン玉>
ドライアイスとシャボン玉を使って、
比重が小さいものは大きいものの上
に浮くという現象を確かめます。

<ラボエアー>
気体のさまざまな特性について
学習し、科学とエネルギーへの
興味が高まります。

<ラボファイヤー>
都市ガスを燃焼させる展示物で
遊びながら、暮らしの中で利用
される都市ガスに親しみます。

<バルーンサーカス>
熱気急を利用してゲームを
しながら空気は暖められると
周りの空気より
軽くなるという
性質を理解していきます。

<泉北製造所
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