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私的・すてき人(してき・すてきびと)

「 次世代に誇れるものを残したい。それが私の使命 」

■File.033 株式会社オーシャンブルー 代表取締役社長
                芦田 有香(あしだ ゆか)さん
                                                               <大阪府岸和田市在住>





1974年 堺市出身 梅花女子大学卒業後、「子どもの博物館」プランナーに
2004年 「キットプレス」等でWebデザイナー、営業を経験した後独立
2007年 株式会社「オーシャンブルー」を設立

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一冊の絵本が人生を変える――人には時に、そんな出会いがある。
フランスの絵本「歩き出した小さな木」を読んだ時、自分の道が見えたような気がした。
小さな木が自由と自立を求めて旅をする話。
「“本当の場所”を探すためには、自分で動かんとアカンのや・・・」 その時の感動が、今も彼女を動かす。


◆ HPはストーリー

サラッと起業して、軽やかなステップで仕事も家庭もこなす・・・そんな女性が増えてきた。今や働く女性の“憧れの代名詞”ともいえる「イー・ウーマン」代表の佐々木かをりが、二児の母でありながら「仕事もできて、社会に貢献して、業績もあげて歴史もつくる・・・そんな人生にしたい・・・」といったように。
芦田さんを見ていると、まさにそんな“新しい風”を感じる。

先の絵本に感銘を受けて大学では児童文学を専攻。卒業後は大阪扇町にある「キッズプラザ大阪」でイベントプランナーを経験した後、伊勢の観光HPにかかわることに。
「ホームページはストーリー。会ったこともない人にどれだけ魅力を伝えられるのか、想いをカタチにできるのか・・・。デジタルなのに、そこにはアナログなコミュニケーションがあるんです」 もともとモノ作りが好きだった彼女は、HPデザイナーという仕事に魅せられてゆく。
様々な会社のHPを制作する日々のなかで、ある日ひとつの運命的な出会いが訪れる。それはなんと、確定申告の相談コーナーでのできごと。たまたま担当してくれた女性の税理士が、「独立ってどうしたらいいんでしょう?」という彼女に「カンタンなこと。自分で独立や!ゆうたら独立やねん。同じ女性として応援するよ」。と事務所の一角を提供してくれたのだ。


◆ 足し算でなく掛け算のビジネスを


ポーンと背中を押された彼女は、2004年、パソコン1台を手に「アシカワークス」を立ち上げた。口コミでさまざまな会社のHPを手がけていくが、やがて「もっと広い海へ」との思いは広がる。
「ひとりではしょせん足し算にしかならない。掛け算になっていく仕事がしたい・・・」
思いを現実に変えていくのが彼女の実行力。今年「株式会社オーシャンブルー」を設立。今は経営者としてまたプロデューサーとして走り回る毎日だ。

そして、いつも心にあるのはあの一冊の絵本。
「子どもたちに誇れるものを、残せるものを作りたい。次世代に引き継いでいける、そんな作品を生み出したい。絵本でもWebでも同じ。大人がいいものを作って見せていく、それが使命やと思てます」
そして女性が自立するのに大切なのは「仲間づくり!」とも。「これから女性はもっともっと経済的にも精神的にも自立していく時代。仕事も家庭も楽しんでいくにはヨコのつながりが大事なんです。困った時に助けてあげられる、そして励ましてくれるそんな仲間がなにより大事。ひとりでは頑張っていけないでしょ?」
だから今、インターネット上にそんな女性のコミュニティの場を広げようと模索中。「女性力総合研究所 HAPPPY WOMAN」という女性を応援するサイトにも一肌脱ぐ。これから先、何をやってくれるんやろ?と同じ女性としてスゴイ楽しみだ。



「でね、いつか絵本を書きたいんです。一冊でいいから誰かの記憶に残るような素敵な絵本・・・」 たった一冊の絵本がこんな感動をくれるんや・・・とときめいたあの時からの夢・・・。そしていつか、自分の子どもにその本を読んであげられたら「もう最高です!」


 


                              <2007/10/04 取材・文/花井奈穂子 撮影/小田原大輔>



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